国際学校図書館協会(IASL)東京大会開催に伴い、大会プログラムの一環として関東学院小学校図書館視察が、8月24日(水)に行われ、世界各国の研究者や学校図書館・教育関係者総勢37名が訪れました。
小学校では、「ほんの学校」として、創設以来、学校全体で図書活動に取り組んでいます。校舎の中心に図書館を配置し、学年ごとに、「本に親しもう」「色々な分類の本を読もう」「本を通して知らない世界を知ろう」と目的を定めたカリキュラムを設定して授業を行っています。自発的に本を手にする環境を整え、本によって「豊かな想像力」「知的好奇心」「多様な価値観」「自己肯定感」を得ることを目指して様々なプロジェクトを用意しています。当日は、小学校の徐奈美司書教諭より、取り組み説明があり、参加者は、見学を通して学校全体で児童に本を好きになってもらう環境を整えていることを感じ驚いていました。
インドネシアから参加していたShintaさんは「とても変わっていて良い取り組みだと思いました。低学年の児童に、まずは『本に親しむ』ことをメインにしたカリキュラムが、その後自発的に本を好きになると思います。図書館がカラフルで、とても子どもたちからも親しみやすい場だと思います」。
関東学院小学校徐奈美司書教諭は「こちらで当たり前だと思って取り組んでいることを驚かれて、他国ではまた違うのだという発見になりました。参加の方々から、司書教諭と他の先生方との協力体制によって学校全体で取り組まれていてすばらしい、と感想を言われたことがとても嬉しく思います」と語りました。
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