関東学院六浦中学校・高等学校は、日頃、試合機会の少ない女子ラグビー選手による交流試合を実施することで、選手の育成・強化や競技の普及促進を目指し、7月20日（月・祝）に小学生から高校生までの女子ラグビー選手が参加する第1回「ガールズ・ラグビーフェスティバル」を関東学院大学横浜・金沢文庫キャンパスのグラウンドで開催しました。

2016年のリオデジャネイロオリンピックで、7人制女子ラグビーが正式種目として採用されることなどから、女子ラグビーへの注目は高まりつつあります。しかしながら、神奈川県に女子ラグビー部を持つ中学校や高等学校がないことなどによる人材流出などの課題を抱えていました。関東学院六浦中学校・高等学校では県ラグビーフットボール協会女子委員会から要請を受けて、これらの課題を解決するとともに2020年に開催予定の東京オリンピックに出場する選手の育成を目的として、今年4月に神奈川県で初めてとなる女子ラグビー部を創部。中学2名、高校2名の生徒たちが、男子生徒ともに練習に励んでいます。

この日は、神奈川県内の他に東京都や千葉県から107名の選手が参加。年齢別に別れて、7人制の交流試合を行いました。選手たちは、大粒の汗を流しながらも、芝生の上を不規則に転がるラグビーボールを追いかけました。

関東学院六浦中学校・高等学校から参加した野本葵さん（中学校1年）は「女子だけのチームを組んで試合をするのは今日が初めてでした。ボールをつないで、トライまで持って行けてうれしかったです」などと振り返ります。また、岡田一那さん（中学校1年）は「タックルなどをもっと練習して、今後の試合に備えていきたい」と今後の目標を語りました。