関東学院学報 No.45
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KANTO GAKUIN NEWS No.45 19関東学院各校NEWS月4日。関東学院六浦小学校の人工芝グランドが完成しました。今回完成した人工芝グランドは、一周130メートルのトラックと、37メートル×65メートルのサッカーグランド用のラインが引いてあり、中央南側には、関東学院六浦小学校の校章もマーキングされています。 そして、今回工事をしてくださった「長谷川体育施設」と、募金をいただいた方々をお招きし、11月3日のバザー当日に、お披露目の式典を執り行いました。当日は式典でご参列いただいた方に感謝の言葉をお伝えし、全校児童で、緑色と白のエコ風船(地上に落ちてもゴミにならずに自然に返る素材で出来ています。)を空に向かって一斉に飛ばしました。 体育の授業では、低学年の児童が鬼ごっこをしたり、思いっきり駆け回って転んだりしても怪我をしない安全なグランドとなり安心して授業が出来るようになりました。 人工芝グランドができて、子ども達の遊び方も大きく変わりました。人工芝の上に気持ち良さそうに寝転がったり、座って話をしていたり、前転六浦小学校教諭 梅田 祥司10ライブラリー人工芝グランド完成小学校教諭 徐 奈美じの会」は小学校1・2年生のお話会、「ももの会」は3・4年生のお話会です。どちらも教師が行うストーリーテリング(お話を覚えて語る)を中心にしたプログラムで、毎月行っています。 11月のにじの会のお話は「めっきらもっきらどおんどん」(長谷川摂子 作)でした。表題のことばは、お話の中で男の子がとなえたでたらめなことばの一部です。お話を聞いている子ども達はこのことばのリズムを楽しみ、「めっきらもっきらどおんどん」と語られるたびに大笑いします。お友だちと顔をあわせて笑いあったり、つつきあったり、中には何度もくりかえされる言葉を覚えて、いっしょにとなえる子もいます。2つ目のお話は、パネルシアター「ねずみくんのチョッキ」(上野紀子 作)です。ねずみくんの赤いチョッキを動物たちが「貸して」とやってきます。「似合うかな」と聞くと、子ども達から「似合わな〜い」という返事。大きな動物が次々と出てくるたびに、驚く声がひびきます。子ども達はお話の世界にはいって楽しんでいます。 中学年になるとお話も長いものになります。グリムや日本の昔話などから、語り手となる教師がお話を選びます。それに[Mutsuura Primary School]Artificial Turf Field CompletedOn October 4, the artificial turf field of Kanto Gakuin Mutsuura Elementary School was completed. The field includes a running track of 130 meters around it. Boundary lines of a football field, 37 meters by 65 meters, are also drawn on it. The school emblem is marked on the south side of the center of the field. On November 3, the unveiling ceremony for the field was held, in which all students flew eco-friendly balloons into the sky.This artificial turf is filled with rubber chips to decrease stress on the body, allowing students to take gymnastics classes in a safe and comfortable environment. Please come and see this new field where children can play actively and safely.らの話には、昔から語り継がれてきた言葉の力、豊かさがあります。そして、お話を楽しむことができる子どもは、いずれ自分で本を手に取るようになります。お話会の終わりに「今日のお話は、この本にのっています」と紹介すると、興味をもって見ています。実際に本を開いて読む子もいます。耳で聞いた言葉が、活字となってそこに現れているのを見て、「ほんとだ」と言いながら借りていくこともあります。 関東学院小学校の「にじの会」と「ももの会」は、お話と読書と子どもをつなぐたいせつな時間になっています。をしたり、逆立ちをしていたり、裸足で走り回ったりしている児童を多く見かけるようになりました。また、男の子だけでなく、女の子もサッカーに積極的に加わるようになりました。異学年の集団で裸足で大縄跳びを、楽しんでいたりする姿も見られます。毎年11月下旬に行われているマラソン大会の練習も、例年より熱心に走っているように感じられます。ゴムチップが芝の間に敷き詰められていますので、膝や関節への負担も少なく、快適なようです。 子ども達が子供らしく元気にのびのびと過ごすこのグランドをぜひ一度ご覧ください。[Primary School]Library“Niji-no-kai (Rainbow Class)” is a monthly storytelling class for the first and second graders of the elementary school and “Momo-no-kai (Peach Class)” for the third and fourth graders. In these classes, teachers remember and tell stories to children. In the “Niji-no-kai” held in November, “Mekkira Mokkira Doon-don” was chosen for the storytelling, followed by the “Panel Theater: Nezumi-kun-no Chokki (The Tiny mouse and His Vest).” Children became absorbed in the stories and really enjoyed the class.For the third and fourth graders, longer stories, including Grimm’s fairy tales and old Japanese stories, are chosen by teachers who perform storytelling. Both classes provide important opportunities to connect children to stories and reading.

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