関東学院学報 No.45
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KANTO GAKUIN NEWS No.45 17関東学院各校NEWS[Junior and Senior High Schools]KANTO GAKUIN NEWSKanto Gakuin publishes “KANTO GAKUIN NEWS,” the school information bulletin for its students and their parents. This year, 13 issues have been published. Each contains a wide variety of information, including school events, club activities, and the summary of the Bible.The September issue carries articles on two overseas training programs and activities supporting the restoration of the areas affected by the Great East Japan Earthquake. There was also an article featuring the university visit tour, a joint program for the second and third-year students of the Junior High School. The October issue included articles on the most memorable moments of the Junior High School Sports Day, career guidance, and club activities. The November issue, with an increased number of pages, contained articles on the 54th Kanransai (the annual school cultural festival), the Thanksgiving Day service, and club activities.本校では、生徒・保護者を対象に「関東学院NEWS」(以下、KGN)という校内情報紙を発行している。(A4版4ページ・カラー印刷・年10回)今年度で第13巻となる。学校行事・各学年行事・部活動報告・諸連絡のほか、「ブドウの木」という聖書の概要案内の連載、カウンセリングセンター・図書館・保健室が交代で執筆するコーナーと盛りだくさんの内容となっている。毎年2月には中学校に入学する生徒の集まりがあり、これから始まる関東学院の6年間を紹介することを目的に、この「KGN」を一年分配布する。論より証拠である。そして、このアナログ「KGN」が、実は生徒・保護者が情報を共有し、愛校心や帰属意識を高めていると確信している。ここでは第二学期のおもな記事を取り上げつつ、学校生活を振り返りたい。「学校行事」 9月号では、夏季休業中に実施されたそれぞれ二つの海外研修と東日本大震災復興支援活動がある。第13回となるオーストラリア研修旅行と第7回ハワイ理科研修旅行である。前者は、中3と高1の計30名の生徒が、現地交流校であるダボ・クリスチャンスクールの生徒宅に2週間のホームステイをするもの。後者は、中学校高等学校校長 冨山 隆今関東学院NEWS満16歳以上の生徒20名が、ハワイ島で地学・天文を中心に1週間のフィールドワークをするもの。とくに後者は、異文化体験を超えた専門性の高いプログラムに人気がある。復興支援活動はハンドベル部による福島演奏旅行と陸上競技部による尚絅学院との合同練習・瓦礫撤去作業であり、その後の尚絅学院生徒会が本校への訪問交流につながったのは喜ばしいことである。 10月号では、中学校スポーツ大会でクラスでの団結や協調を知ったことへの感動が述べられており、11月のかんらんさいクラス展への弾みとなっていることがわかる。また、インターアクト部員による、寿地区での炊き出しボランティア実習の報告があり、これは、11月の収穫感謝祭礼拝後に行われた同地区での炊き出しと横浜訓盲院への有志ボランティア活動(12月号掲載)へとつながった。 11月号は、第54回かんらんさいの記事が満載であり、増ページとなった。今年度は、学年ごとにテーマを設定したのが特色である。中1は関東学院・横浜についての調査発表、中2は日本・世界をテーマに立体作品制作、中3は表現ということで全クラスが映像作品制作、高1は大きな作品制作またはアトラクション、高2は最終学年でテーマなしということで取り組んだ。昨年度から参加の横浜中華学院国術団(獅子舞)の演技には大きな拍手が送られた。 12月号には、学院コミュニケーションコンテスト入賞者の感想やアドヴェントツリーの点灯式の紹介と今年のツリーの写真がある。「学年行事」 9月号では、中2・3合同での「中学生大学見学ツアー」の記事がある。東大の名物赤門ラーメンを口にして、縁のない大学から目標の大学へとなったとの感想が微笑ましい。中1の初めての部活動合宿の感想も、その戸惑いや苦労も来年になれば懐かしいものとなるのであろう。 10月号では、ロータリークラブのご協力を得て実施している高1キャリアガイダンスもおおむね好評であったとのこと。併せて、高校生を対象に実施した卒業生教授による進路講演会に、背中を押された生徒もいたことと思う。 11月号は、収穫感謝祭礼拝があり、食材や日用品をお捧げいただいている。とくに、お米を各家庭2合ずつ持ち寄る取り組みを始めてから、つられるように献品の種類と数が増し、お届けする施設からも好評をいただいている。一方、残念なお知らせもあった。入院加療中であった武井博文先生が11月12日未明に48歳で息を引き取られた。主にある平安とご家族への慰めがあることをお祈りする。 12月号には、中1狂言観賞、高3による中2への放課後学習指導の様子。そして、中学校新館前でひっそりと咲く「アンネのバラ」の写真に和む。「部活動」 近年、教科学習・学校行事・部活動のそのいずれにも取り組むという姿勢の生徒が増加していることを実感する。 9月号では、中学野球部が横浜市総合体育大会で準優勝、県大会出場。中学水泳部女子部員が県私立中学大会で二種目の大会新記録。中学男子ソフトテニスの県私立中学大会団体3位、中学サッカー部南区夏季新人戦優勝のほか、中学卓球部一年女子部員の県私立中学大会3位も健闘。文化部も県小中将棋大会中級戦準優勝の将棋部、神奈川エコカー大会で3位入賞のものづくり講座、全国高校鉄道模型コンテスト入賞の鉄道研究部、裏千家学校茶道研究会の席持ち校としてその任を果たした茶道部、国際大会金賞・ジャパンカップ第3位のマーチングバンドなどがある。 10月号では、中学野球部南区大会6年連続優勝。中学少林寺拳法部関東大会2年女子第2位、全国大会へ出場。高校女子バドミントン部県大会出場、市陸上競技選手権大会高校陸上競技部2年男子二種目2位。 11月号は、中学剣道部の県私立中学大会第5位と併せて県新人戦大会ベスト16並びに県強化指定校の決定。ヨット部は国際大会である京畿道ヨット協会長カップで第3位。マーチングバンドは関東大会金賞、全国大会出場を決めた。 12月号には、速報で全国大会でも金賞を受賞したことが掲載されている。が送られた。高校生授業内、テーマに沿った聖句のグループ発表仙台復興支援ボランティアでの畑のガレキ撤去作業

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