関東学院学報 No.44
13/24

12 KANTO GAKUIN NEWS No.44学校法人 関東学院役員一覧理事長飯田嘉宏学院長森島牧人常務理事吉原高志増田日出雄渡邊愼介理事大野功一冨山隆河合輝一郎岡崎一実松田和憲大澤善信新岡智山下幸司規矩大義山田哲雄谷田部靖治R.L.スティブンス小野慈美監事田野井一雄三﨑恒夫堀川浩邦2012年4月26日現在学院役員人事新岡 智にいおか さとし①理事②2012年4月26日③京都大学大学院経済学研究科大澤 善信おおさわ よしのぶ①理事②2012年4月26日③中央大学大学院文学研究科山田 哲雄やまだ てつお①理事②2012年4月26日③筑波大学大学院体育研究科岡崎 一実おかざき かずみ①理事②2012年4月1日③横浜国立大学大学院教育学研究科規矩 大義きく ひろよし①理事②2012年4月26日③九州工業大学大学院工学研究科渡邊 愼介わたなべ しんすけ①理事②2012年4月1日③横浜国立大学大学院工学研究科山下 幸司やました こうじ①理事②2012年4月26日③青山学院大学大学院法学研究科新任役員①役職 ②就任年月日 ③最終学歴Shinsuke Watanabe就任挨拶Shinsuke WatanabeI appreciate being given the opportunity to work for my alma mater 51 years after my graduation from Kanto Gakuin Senior High School. My hope is to provide students of Kanto Gakuin with education to help them be prepared to venture into the world from Kanagawa Prefecture’s Yokohama.企画担当常務理事渡邊愼介三春台の階段を降り、楽しい高校生活に別れを告げて51年が過ぎたこの4月から、母校に戻る機会を与えられ、感謝しております。出来の悪い私が遅々とした歩みをたどった三春台の6年間は、きわめて重要な空間と時間であったことを、改めて思い起こします。あの場に、いまの自分の基礎がある、そう実感しています。 その後の経歴を簡単に述べます。横浜国立大学大学院修士課程修了後、助手として同大学に就職しました。物理の研究室に所属し、その研究室が工学部付属の研究施設にあったお陰で、学生実験の義務もなく研究だけをしていればすむ、そんな研究三昧の生活を楽しみました。5年後に京都大学から理学博士(論文博士)をいただきましたが、その博士号授与式には、父が代理出席しました。私は、フランス政府給費留学生としてパリ大学に留学していたからです。授与式の様子を、父は長い手紙で知らせてくれました。百歳を前にして亡くなった父は、そのとき平凡なサラリーマンでしたが、その父に学位授与式というやや特異な経験を押しつけたのは、親不孝者の私の数少ない孝行だったのかもしれません。 言いたい放題で好き勝手に過ごした横浜国立大学ですが、退職は定年より1年遅れました。理事の職にあったからです。その後3年間は、放送大学神奈川学習センター所長を務めました。生涯学習という意味において、放送大学は実にインパクトの強い大学でした。 学校では、ときに生徒・学生を厳しく指導したり、やや甘やかしたりしますが、何をするにしても彼らへの信頼がなければ、教育は成り立ちません。その信頼をもとに関東学院が、横浜・神奈川の地から世界に羽ばたく卒業生を送り出す、そんな教育をさらに推し進めたいものです。略歴(2012年4月1日現在)【学歴】1961年3月関東学院高等学校卒業1966年3月横浜国立大学工学部卒業(電気工学科)1968年3月�横浜国立大学大学院工学研究科修了 (電気工学専攻)【職歴】1968年4月横浜国立大学助手(工学部)1990年5月同教授(工学部)2003年4月同副学長を兼務2004年4月国立大学法人横浜国立大学理事 (2009年3月まで)2009年4月放送大学神奈川学習センター所長 (2012年3月まで)2012年4月学校法人関東学院企画担当常務理事2012年4月学校法人関東学院理事・評議員

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です