関東学院学報 No.43
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KANTO GAKUIN NEWS No.43 17関東学院各校NEWS[Junior and Senior High Schools]Assessment of Student Council Activities Based on the Achievement of the Kanran-saiThe student council has implemented its activities based on solid goals throughout this year, which culminated in the Kanran-sai. The efforts of the student council were praised but the president of the student council is not fully satisfied with the result. The president of the student council and the executive members will use the remaining few months to define a clear vision for the next year and also to find a better way to select executive members.Homestay in TaiwanNine students participated in a homestay program in Taiwan from December 21 to 26, and this experience was a precious experience for all. Students at first communicated by writing and everyone had difficulty in expressing their feelings, but each participant gradually realized that there is something that can be understood between others -- without having a common language. The students gained more than expected through the homestay experience in Taiwan.〜「かんらんさい」から見る生徒会活動〜 今年の生徒会は“やろうと思ったらダメもとでもやる”と“ないならないで新しく作ればいい”という、コンセプトであり目標でもあるスローガンをもって活動してきました。 その集大成が“かんらんさい”でした。 私達はかんらんさいの企画をたてる際、そもそも“楽しい、盛り上がる”とはとどのつまり何なのかということを話し合い、そしてすぐに生徒会、実行委員会だけでは答えがわからないことに気付きました。わからないなら知ってるところから知恵をもらおうということとなり、生徒会のOBや他校の生徒会さんなどから得た様々な情報をお手本にして、そこから今年度の方針を決めました。あとは装飾やイベントなど、あったら面白そうなことをやれるだ中学校高等学校けやり、そして本番へという流れです。 かんらんさいが終わってから様々な方からお褒めの言葉を頂き有り難く思っていますが、今になってみれば、もっとああできたこうできたなど改善点が多々あるのではないかと思っています。私達生徒会からすると今年度は褒めて頂いておきながら生意気かもしれませんが、良かったには良かったかもしれないけど、満足できる出来ではなかったかんらんさいでした。そしてこれとともに生徒会を含め実行委員会のありかたにも疑問を持つようになりました。ただなんとなく実行委員会に入った人がいる一方で、入りたかったのに入れなかった人が毎年います。これでは役員のやる気に温度差ができてしまうし、それがかんらんさいの完成度をも左右しかねます。 来年度には何がどうあるべきで何をすべきかをしっかり自他共に認知できるよう、また役員の決め方などについて残りの数ヶ月を使って考えていきたいと思っています。高校生徒会長 森 洋雄〜台湾ホームステイ〜 今年度は9名(中学生1名 高校生8名)の生徒が台湾へホームステイを経験してきました。出発の羽田空港では「期待に胸を膨らませて」というより「不安で胸が張り裂けそう」そんな表情だったのが、台湾の家族、同世代の生徒達との触れ合いの中で終始笑顔で過ごし、一人ひとりが大切なものを得て帰国しました。是非、今後の人生に役立てて欲しいです。 私は、12月21日から26日までの間、台湾の家庭で貴重な日々を過ごしました。パートナーに会うまでは、「英語も全然話せないし、中国語もダメだし…。どうやってすごしていけばいいのだろう」とか、「文化のちがいがあるだろうし、家庭に好かれなかったらどうしよう」等といろいろなことを思っていました。 最初は英語で話すのに慣れなくて、筆談で話しをしました。おばあさんとおじいさんは日本語が少ししゃべれたので、日本語で少しお話しをしました。台湾にいるのに、日本語で会話するのは不思議な気持ちでした。ごはんをきちんと食べられるのかが少し不安でしたが、とても食べやすくて、日本の味付けみたいでした。学校では私達のために盛大な歓迎式典を開いていただき、本当に歓迎されているなあと思いました。英語も片言でしか話せず、自分の気持ちを伝えるのに苦労しましたが、それ以上に何か伝えられるものがあることを感じました。私はこの台湾ホームステイで想像以上のものを得て日本に帰ってきました。本当に全てが想像以上でした。パートナーが日本に来るとき、彼女にも想像以上の体験をしてもらえるよう努力したいです。高校2年 柴田 祥世

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