関東学院学報 No.40
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KANTO GAKUIN NEWS No.40 関東学院大学と株式会社崎陽軒の産学共同プロジェクトで商品開発を進めていた横濱の新名物「横濱新月餅 もちっ子ひょうちゃん」がついに完成、2010年3月29日にKGU関内メディアセンターで完成披露記者会見が開催されました。関東学院大学からは大野功一学長、経済学部の小山嚴也准教授、発案者の学生4名(浅見洋子さん、鷺山充さん、清常大輔さん、西直哉さん)、崎陽軒からは野並直文社長、足立好康シウマイ・点心事業部長、新製品開発室の尾島ゆう氏が記者会見に臨みました。20社を超えるマスコミ・記者が参集する中、司会者で本プロジェクトの企画事務局を務めた小山准教授から会見者の紹介があり、その後、大野学長、野並社長が挨拶、横濱の新名物として多くの方々に末永く愛される商品となることを願って、発売開始を宣言しました。続いて学生から「もちっ子ひょうちゃん」の誕生秘話、コンセプトやこだわり、命名の由来が紹介されました。「ひょうちゃん」は崎陽軒のシウマイの箱中に封入されている磁器製しょう油入れの愛称で、同社のシンボルになっています。「もちっ子」は「ハマっ子」のもじりで、その2つを組み合わせて名づけたと語った発案者の一人浅見さんは「満足のいくものができたと思う」と自信を見せました。 「もちっ子ひょうちゃん」は、月に見立てて焼き上げた中国菓子「月餅」を日本人好みにアレンジしたもので、外皮は白くもちっと、中はとろっとした新食感の月餅です。中の餡には、横浜発祥のアイスクリームの風味をイメージしたバニラクリームと小豆餡が使用されています。 「もちっ子ひょうちゃん」は会場の記者の方々にも手渡され、その反応に緊張する学生たちの表情が印象的でした。会見終了後学生たちは会見場近くの共同通信社、読売新聞社や朝日新聞社などマスコミ各社に挨拶にまわり、「もちっ子ひょうちゃん」を届けました。学生たちは崎陽軒店舗も訪問、店頭に並ぶ自分たちの製品を見て感無量の様子でした。 「横濱新月餅 もちっ子ひょうちゃん」は1個入150円:6個入880円で販売され、順調に売れ行きを伸ばしています。 なお発売に先駆けた3月24日。パシフィコ横浜国立大ホールで行われた関東学院大学卒業式・学位授与式で、崎陽軒さんのご厚意により販売前の「もちっ子ひょうちゃん」が卒業生と全来場者に配布され、大変好評でした。「横濱の新名物を作ろう!」 本プロジェクトは、横浜開港150周年を記念して2009年に学院創立産学共同企画特集Project Report 「横濱の新名物を作ろう!」プロジェクト報告× 関東学院大学

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