関東学院が、湘南・小田原キャンパスで利用していた備品の一部を、小田原市の市立学校に寄附したことを受けて、小田原市から感謝状が贈られました。11月1日には、小田原市役所で感謝状の贈呈式が執り行われました。

当日は、小田原市の加藤憲一市長から関東学院の増田日出雄理事長に感謝状が贈られました。関東学院では、次年度以降利用予定のない椅子304脚、机240台などの寄付を小田原市に申し出し、希望する市内の幼稚園、小学校、中学校で活用されます。

関東学院は、小田原市との公私協力により1993年に法学部の学生が修学するキャンパスとして、小田原キャンパスを開設しました。2017年4月から、法学部の全学生が横浜・金沢八景キャンパスで修学することになったことから、次年度以降に利用予定のない備品の寄附を申し出ました。

贈呈式で加藤市長は「自治体の予算では、備品などを新調することが難しい面もあり、ありがたく思っています」などと語りました。

また、増田理事長からは来春以降のキャンパスの利用計画についても報告。関東学院では、関東学院大学の材料・表面工学研究所を核とした「国際研究研修センター」を2017年4月から開設する予定です。関東学院大学では、プラスチックにめっきを施す技術を、1965年に世界で初めて実用化。産業界と連携した研究が進められてきた表面工学の技術は、スマートフォンなどのエレクトロニクス製品の小型化など、多くの成果として実社会で活用されています。材料・表面工学研究所では、めっきなど表面工学の分野で世界をリードする研究を続けており、小田原キャンパスを拠点にした、更なる産官学連携への期待が寄せられています。