関東学院六浦中学校・高等学校では、生徒たちの自然科学への興味関心を醸成する目的などで、宇宙飛行士の山崎直子さんによる講演会を7月13日（月）に関東学院大学横浜・金沢八景キャンパスのベンネットホールで開催しました。

山崎さんは、日本人女性としては2人目の宇宙飛行士として、2010年4月にスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗。国際宇宙ステーション（ISS）の組み立て作業などにも携わりました。

この日、ベンネットホールには700名ほどの生徒の他に保護者らが出席。山崎さんは、宇宙滞在時の活動や、宇宙から見た地球の様子などをスライドを用いながら集まった生徒たちに紹介し、集まった生徒たちは、食い入るような眼差しで講演に耳を傾けました。講演の最後では、生徒の質問に対して山崎さんはステージを降り、生徒に寄り添って熱心に回答しました。

山崎さんは「『素晴らしい』を意味する『wonderfull』は、『wonder（未知）』と『full(たくさん）』という言葉からできています。宇宙にも人生にも、わからないことがたくさんあります。だから不安もあると思います。どう考え、どう動くかによって道はたくさんあるはずです。そうした余地があることこそ、人間らしく、素晴らしいことではないでしょうか」などと生徒たちに語りかけて講演を締めくくりました。