6月13日（土）、認定こども園の関東学院のびのびのば園で、生ごみ処理”キエーロ”を関東学院大学の学生と園児などが共同で製作しました。

キエーロとは、葉山町在住の松本信夫さんが考案した土を利用した生ごみ処理機です。土中の微生物がごみを分解し、臭いや虫が発生しにくいことなどから、葉山町をはじめとした地方自治体が各家庭への導入を推奨しています。関東学院大学では昨年11月に、松尾崇 鎌倉市長、平井竜一 逗子市長、山梨崇仁 葉山町長（大学経済学部2000年卒業）が来校し、廃棄物処理に関わるシンポジウムを開催して以来、キエーロの普及推進に取り組んできました。

当日は、大学から学部生3名と大学院生1名が参加。のびのびのば園の年長の園児や卒園生などが参加して、キエーロの製作に取り組みました。大学生たちが枠組みをつくると、子どもたちが初めて扱う金づちに苦労しながらも釘を打ち付けていきます。大学生と園児が協力して、この日は2時間あまりで2台のキエーロを製作しました。

参加した工学研究科博士前期課程2年の安田悟さんは「子どもたちは、金づちを使って楽しそうに釘を打ち付けていました。今回製作したキエーロが、のびのびのば園で活用してもらえれば」などと話します。

このキエーロは、のびのびのば園の生ごみ処理に活用され、キエーロによってつくられる堆肥を園児たちが育てている畑で利用する予定です。